ガブXスカイウォーカー

眠れぬ夜のためにのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

眠れぬ夜のために(1984年製作の映画)
3.6
《あらすじ》
不眠症と妻の浮気で悩むエド(ジェフ・ゴールドブラム)は、ある晩、ドライブに中に殺し屋たちに追われる美女ダイアナ(ミシェル・ファイファー)をいやいや救うが、実は彼女は国際密輸組織の運び屋で生命を狙われていたのだ・・・。

主演のジェフ・ゴールドブラムは顔がきもい。だから自信満々で傲慢な役が多いのだが、今作では珍しく気弱な役(初主役らしい)だ。これが不思議と似合っており、好演している。
ヒロイン、ミシェル・ファイファーは実にキュートだ。わき役の女性たちもみんなかわいくてすらっとしている。ジョン・ランディスの趣味か?
今作は主人公とヒロインが殺し屋たちに追われるサスペンスなのに、いかにもジョン・ランディスらしく随所にギャグが散りばめられており、緩い。緊張感は一切ない。これをグダグダと感じるか、笑うかは好みのわかれるところであろう(アメリカでは大コケしたそうだ)。
確かに劇場で1000円以上払ったら不満かもしれないが、個人的には気の弱い主人公に非常に共感を得られ、レンタル料金108円分は充分楽しめた。