方眼

眠れぬ夜のためにの方眼のレビュー・感想・評価

眠れぬ夜のために(1984年製作の映画)
3.8
1985年”Into The Night”。巻き込まれ形サスペンス、ロスの夜をゴールドブラムと若くてかわいいミッシェル・ファイファーが、車で歩きで移動する。犯罪と背景の謎は徐々に明かされ、観客は主人公と同じように眠れぬ夜と謎の美女と怪しすぎる追っ手達に翻弄される。監督自らイランの犯罪グループのボスを演じ、差し込まれるランディスギャグの数々。有名な撮影中の事故のあとの製作、うがって見れば、ギャグの切れ味は鈍いし、犬とかクライマックスとか不必要に暴力的で、病的とも言えなくもない。後世からの目線ではやはり18人もの映画監督のゲスト出演が贅沢。ドン・シーゲル、クローネンバーグ、リック・ベイカー等々。ポップなノワール、自分流のフランス映画みたいなのを撮りたかったんだろか。デビッド・ボウイも出るサスペンスシーンに、コメディ・ドラキュラ映画のインサート。
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