ねまる

CHiLDREN チルドレンのねまるのレビュー・感想・評価

CHiLDREN チルドレン(2006年製作の映画)
3.7
「CHILD複数になると
CHILDSではなく、
CHILDREN。

別のものになってしまう。
集団が子供を別のものに変えるんだ。」

陣内の言葉は、適当なようでいつも的を得ている。

少年を担当する家庭裁判所の調査員が主人公っていうのが珍しくて、その仕事を「奇跡」って言い切っていることに派手ではないけどかっこよさを感じるよね。

だから主人公が武藤なのが不思議でたまらないの。
印象的ないいセリフを武藤が言っても、「〜って先輩(陣内のこと)が言ってたんです」ってなっちゃってるもん。

そして、武藤と美春の話が多くなっちゃってるのが残念。

子供の犯罪に焦点当てるなら、そこを中心ににした方が良かったんじゃないかなあと。

ただ、陣内のキャラが最高。
今大森南朋好きなことを差し引いても、
最高だと思う。

「大人がカッコよけりゃ、子供はぐれねぇんだよ」

調べたらやっぱり、原作では陣内が主人公だそう。
伊坂幸太郎の原作も読みたくなりました。

陣内調べによる、トイレの落書き語録。読みたい♪♪
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