星降る夜にあの場所で

群衆の星降る夜にあの場所でのレビュー・感想・評価

群衆(1928年製作の映画)
4.3
星降る夜に押し入れ探検隊㉒

何でもないストーリーを神がかったカメラワークと人生観を覆すような演出で観る者を唸らせるヴィダーによる無声映画の傑作。

夢を見ることほど素敵な事はないだろう。
叶わなかった夢を引きずることが女々しい事だとは思わないが、引きずりながらも新しい夢を見つけることが出来ないのはちょっぴり寂しい。
夢には大きさがあり、大きいものほど叶いづらいと勘違いしている人たちが多すぎる時点で人生は悲しく虚しいもの…
それでも笑えるときにはめいいっぱい笑っていたい。
泣きたいときに涙をこぼして泣けるように…

この世に姓をうけ、与えられた命を全うするまでの間我々は群衆にまみれて生きている。
群衆は我々に強要しないし、同情もしない。
ごく身近な群衆ですら、関心を装い無関心でしかない。
そんな日常を当たり障りなく立ち回ったり、敵対視して遠ざかるのではなく、そこに居心地の良さを作り上げようとする一個人の意地と度胸と情熱さえあれば、本作に登場するサンドイッチマン(ここでは蔑まれる対象)でさえ悲しく虚しい人生と笑顔で向き合えることが出来るのではなかろうか。

今回本作をアップした本当の目的は、個人的に激タイプのルックスを有する女優さんたちをタグで整理してみよう!というゲスでおバカな発想(笑)
暇つぶしに過去にアップした作品からも少しずつピックアップする予定☆彡

☆★☆エレノア・ボードマン☆★☆(*´з`)