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トゥモロー・ワールドのぴーとのレビュー・感想・評価

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)
4.5
公開当時観た時は遠い未来もしくはこの世界とは違う異世界の出来事という印象だったのが今観ると本当に起こってもなんらおかしくないリアリティのある世界だった。

突如人類が生殖能力を失ってしまった世界の絶望感や悲壮感がものすごい。
最後に産まれた人類最年少の18歳の少年が亡くなったというニュースに世界中が悲しみに暮れる様子でこの世界がどれほど異常事態なのかがわかる。

例えとかでもなく本当に"子供は宝"という状況にまで追い込まれた人類、健康に産まれてきてくれることがこれほどまでに尊いものだとは…。

市民を巻き込む市街戦を今観るのはなかなかきついものがある…無抵抗の市民も容赦なく攻撃される状況で一瞬の間とはいえ時が止まったかのように戦闘が止む光景に胸が熱くなるものがある。

こんな状況で人間同士で争ってる場合じゃねぇだろ~って思いながら観ているこちらの気持ちを少なくともあの場にいたみんなはわかってくれたんじゃないだろうか…。

ジャスパーもうちょっとなにかできんかったもんかね~。

チャーリー・ハナムが出演してるの最後までわからなかったです、なるほどアイツか…でもまぁしゃあないなあれは。
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