Otun

トゥモロー・ワールドのOtunのレビュー・感想・評価

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)
4.4
キュアロン作『トゥモローワールド』。初見。
皆さまのレビューで興味を持ち、鑑賞。

おおおおおっ、こりゃ、やべー。
冒頭。人類最年少の18歳の少年が死去するニュースが世界を走る。
つまり、この物語の世界では、もう子供が生まれない。子供=未来、だとするなら、未来の見えない世界。希望のない、世界。
からの、そこに射す一縷の光。

POVチックな長回しの撮影の中、スリリングなシーンの連続。あと、ロン毛のマイケルケインとか笑
んんん、マイケルケインはいつ見ても、最高っやなぁ。

そして、終盤。敵味方関係なく、生まれる母性とか、愛情とか、人間の人間としての根源的な何か。
泣いてしまいます。

物凄い説得力を持った傑作!
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