しょうちゃん

ウォリアーズのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

ウォリアーズ(1979年製作の映画)
5.0
NY中のストリート・ギャングが集結したブロンクス公園の一大集会でカリスマ的リーダーが射殺された。
濡れ衣を着せられた“ウォリアーズ”のメンバーが各グループの追撃をかわしながら続ける一夜の逃走をダイナミックに描いた傑作アクション。

ストーリーは非常にシンプル。
カリスマ的リーダー暗殺の濡れ衣を着せられ、
たちまちニューヨーク中のギャング集団から狙われるウォリアーズ。
電車や徒歩を駆使して地元へ戻ろうとするが、
次々と集団で襲い来るライバル・ギャングたち。
先々で待ち受けるライバル・ギャングと戦いながら、
主人公たちはホームグランドであるコニー・アイランドを目指す。
キャストは無名俳優だけで構成しており、
中でもルーサー演じるデヴィッド・パトリック・ケリーの怪演は必見。
卑怯なギャングを演じ切っている。
登場するギャングのバラエティ豊かなコスチュームは楽しめる。
ベースボ-ル・フューリーズなんかは、
ヘビメタ野郎が野球のユニフォームを着ている。
バイオレンス描写はそこまで過激ではないものの、
次々とライバル・ギャングがウォリアーズに襲いかかる展開はスリリング。
銃などの飛び道具は使用せず、
ガチな殴り合いがメインとなっている。
地下鉄の車両にはギャングの落書きだらけなのは衝撃的。
黒人女性DJの実況中継が入るが、
口元しか見せない演出は秀逸。
しょうちゃん

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