Ricola

男はつらいよのRicolaのレビュー・感想・評価

男はつらいよ(1969年製作の映画)
4.0
口は悪いし鈍感だし不器用すぎる男、車寅次郎。
だけどピュアですぐ思ったことが顔に出てしまうし人情深い男なのだ。

初めてこの「男はつらいよ」シリーズを観たのだが、ずっと大笑いしながら時にうるっとくる、人の優しさに癒やされる作品だった。
今でも多くのファンがい続けることに納得だった。

寅さんの憎めないキャラクターに、この一作を観ただけで虜になってしまった。
妹のさくらとひろしの仲をとりもつつもりがなぜかうまくいかなかったり、
そして自分の恋愛となるともっと空回りしてしまう笑

寅さんはもちろんのこと、他の登場人物たちも個性的で楽しい。
倍賞千恵子さんや前田吟さんの若さに驚かされる。なんて美男美女!

そして笠智衆さん演じる御前様。写真を撮るときに「チーズ」ではなく、「バター」と間違えてしまうのがかわいすぎてほっこりした。

下町ならではか、町の人々がみんな仲が良くて、ワチャワチャしているのも微笑ましい。

下町情緒を感じられ、人々の支え合っている姿に元気をもらえた。
Ricola

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