ろーぜす

MAY -メイ-のろーぜすのレビュー・感想・評価

MAY -メイ-(2002年製作の映画)
3.6
ホラーです
スラッシャー映画の枠には入るかなと思うのですが、人を殺しまくる殺人鬼というより彼女の性格や行動を観てるとサイコスリラーの方がいいかな

グロさの感じ方は観る人によって
違いますので
刺したり、刃物でえぐいたり
そして人体の解体、縫合と
いろいろありますが、描写的にはそんなに
グロくはないと思います

それ以上に鮮血が多い映画でした
メイも血まみれ
この鮮血具合がダリオ・アルジェント作品に通ずるものがちょっとあるかなあと感じたかなあ

ストーリーは
スージーがちょっと可哀想な気がしなくもないですが
親の育て方が悪かったんじゃないかと

子供の頃に、あんな海賊みたいな黒くてでかい眼帯を着けさせるかなあ
普通サイズで白はなかったのか?

なんか怖さよりも悲しさの方が
勝っちゃった映画って感じでした
メイ役の演技が上手かったかな
純粋で何も知らない、経験せず
一人で育ってきた、あの物憂げな
演技が良かった
そしてなにより美しいものを見た時の表情
これがこの映画では重要なんです!
しかし、なんであそこまで逸脱した
こだわりを持っちゃったかなあ

メイ役の人、この映画の後に
私が以前観たホラー映画
「ザ・ウーマン 飼育された女」
っていう食人映画の続編で
食人女を捕まえて飼った一家の奥さん役そしてこの映画の彼女の次の出演作品「ツールボックス・マーダー」
では主役だったんだ
ほんと全く気づかなかった!
馬鹿な私
ちゃんと観てんの?って
言われそう

ちょっとはみ出しましたが
ラストはホラーの割に良かったです
グロ美しい終わりかたかな
ただこれは観た人によって捉え方が
違うかと思いますが
メイの気持ちがわかる人には
いいラストなんじゃないかなと感じました

かといってメイがやった事は
ダメですが

結構しっかり作られてて、上手く
感情表現を表した作品だと思います
ろーぜす

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