"もう白人じゃない"
【STORY】
先住民コマンチ族が村を襲撃。男たちはコマンチ族に攫われた子供達を探すため、荒野を馬で駆ける。
【一言まとめ】
●白人と先住民の対立
●心の在り方・正しさの探究
●圧倒的大自然❗️
【感想】
白人達と、当時は蔑称 "インディアン" が当たり前だったネイティブアメリカンの対立。
西部劇ではよくある構図ですが、『ウィンド・リバー』などを観れば、現代においても未だに根深い問題があることが分かります。
攫われて "インディアン" に育てられたというだけで、元々は村の仲間だった少女を敵として排除しようとする狂気にはゾッとしますね。
『捜索者』は攫われた子供達を探すだけのタイトルではありません。
王道西部劇の形を取りながら、私達の心の在り方・正しさを探す旅路を描く名作でした。
映像面で言えば、大自然の世界には圧倒させられます。
60年以上経とうと色褪せることない、広大な荒野と青空。大スクリーンでの公開当時も物凄い迫力だったでしょうね…
大の大人が仲間同士で喧嘩して、「握手で水に流せ」みたいなシーンは可愛くてほっこりしました。
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観た回数:1回
直近の鑑賞:レンタルDVD(20.09.27)