捜索者の作品情報・感想・評価

「捜索者」に投稿された感想・評価

白人の女が拐われて「コマンチ族化」させられるの怖すぎ。「人間」じゃなくなった女を見るジョン・ウェインの目つき

捜索に5年かかってるのに話はさらっと進んじゃうから感覚おかしくなってくる

マーティンとチャーリーのケンカが笑える
あの締め出しラスト、誰も寄せ付けないイーサンの孤独と矛盾にこれ以上ない。蹴り飛ばされるコマンチ族の奥さん、今観るとギョッとする

このレビューはネタバレを含みます

揺り椅子

セルジオ・レオーネ
Once Upon A Time In The West
の冒頭のシーンがこの映画からきているとの事でずっと観たかった、やっと観れた。

物語は兄弟の家族がインディアン虐殺された南北戦争帰りのジョン・ウェインが誘拐された姪をその家族に育てられた青年と長い年月をかけ探しに行く話し。

ケンカのシーンとか随所に笑いどころがあり昼ドラみたいなこともあった。
初めてみると時間の経過が早く追いつけなくて最初ちょっと焦る。
この作品では優しかったが、生き別れた人が長い月日で変わってしまいやっとの思いで再開したらそこには昔のその人がもういない、みたいなやつトラウマでもあるのか、観てて辛くなる。もしかしたら、そんな映画を小さい頃に見ていたのかも。覚えていない。この映画はハッピーエンド(?)で終わったので安心。

好きな西部劇とは違かったけど。

鋼錬のスカーの男はここから?
【キリスト教と暴力を崇拝していた頃の昔話】

現在公開中の『荒野の誓い』は本作の"現代版リメイク"とも言える作品でした。(ハードコアの夜は一旦保留で。)
なので2017年につくられた『荒野の誓い(原題のHostilesは直訳で敵意を意味する)』と1956年につくられた『捜索者』を比較したいと思います。
ザックリとした共通するプロットは
インディアンに家族を殺された白人が復讐を誓う→互いに憎しみ合う白人とインディアン。互いを個人ととらえることで部族への憎しみとその人その人に対する憎しみは、分かれていく。。
といったところ。

どちらもヒーローの活躍、アクションを描く娯楽作とは程遠く、「愛する人を失う悲劇とそれを奪った張本人を前にしてどうするかというサスペンス」が繰り広げられます。
しかし、はっきり言って面白くない!
ストーリーとして盛り上がるポイントは牛泥棒は囮で、家に戻ると家族皆殺しの冒頭と寝込みを襲ってきたところを返り討ちにする中盤と5年間にわたる拐われた家族捜しの旅から帰ると婚約者が別の男と結婚、女を巡って2人の男が争う場面、終盤の姪との再会シーン
その間に現代人が観ると気絶するほどシラケるギャグがはさまれています。

ビスタヴィジョンで撮影された西部劇として後の『スターウォーズ』の特撮用フィルム撮影や『アラビアのロレンス』や『許されざる者』の画づくりに多大な影響を与えた作品です。なので技術的ブレイクスルーをもたらした映画として名作と呼ばれるのは理解出来ます。問題はストーリーとキャラクターの食い合わせですよね。
コマンチ族を野蛮で完全な悪としては描いていませんが、物語上敵であることは変わりありません。白人に家族を殺された腹いせにコマンチ族酋長スカーは白人女性を誘拐し自らの妻としています。そんな状況を目の当たりにした主人公のジョンウェインは「あんなもんはもう白人じゃねえ」と彼女(主人公の姪)に銃口を向けます。結局北軍の侵攻により部族は殲滅され、姪のデビーは家族のもとに戻り、ジョンウェインはその場を去ります。政教分離も甚だしく北軍の兵士は牧師も兼任しています。そんなアメリカの正義()がインディアンをやっつけて話は終わります。

フォード監督は「孤独な男の悲哀を描いた」と言っています。その点でもって『タクシードライバー』のトラヴィスに通じると言えなくもないですが、今ここで僕が言いたいのはこのキャラクターにしてこの話はつまんないだろうということです。レイシストを完全無欠のヒーローとして描かないのは当時としてはPC的に正しいとも言えますが、ジョンウェイン演じる主人公イーサンは悪い意味で掴みどころのない人物です。ジョンウェイン自体、器用な芝居をしている訳じゃないのでこの人がヒーローアクションに徹するならその大味なキャラはプラスに働きます。が、こういった一筋縄ではいかない、生理的嫌悪も含めて差別意識の強い人物を演じるにはそれなりの理由(バックボーン)が描かれない限り感情移入ないし人物を理解することは出来ません。(グリーンブックのヴィゴモーテンセンは良かったなぁ)
つまりこの主人公はこの映画をみる限りだと色々中途半端なんですよね。異文化や異性に対して理解あるわけでも無く、かといって極端にレイシストで悪役然としてるわけでもない。主人公をジョンウェインが演じるているからこそ魅力がないという稀有な映画でした。
ただ70年代から現在に至る歴史修正主義的な西部劇を見慣れている身からすると、今と昔のちょうど境目にあるターニングポイントとなる映画だと分かりました。
アライ

アライの感想・評価

3.3
オープニングとエンディングのシーンのシンクロと主人公の哀愁
あと女の子わりと強め、中だるみは結構あった
Thank you, thank you kindly
tsura

tsuraの感想・評価

3.4
そういえば…少しばかり前に見たのにレビュー上げてなかった笑
ごめん、ジョンフォード監督そしてジョンウェイン笑笑

1800年代後期のテキサスを舞台にしたコマンチ族といういわゆる先住民族に虐殺されたその復讐と拉致られた娘の奪還のために養子?の子と長い長い復讐の旅に出るというまさにウエスタン王道のストーリーである。

しかし私にはどういう訳か退屈であった。

ジョンウェインの西部劇を沢山見てるわけではないがこの作品はその中に於いては作風も重なってか評価し難い。

何しろ時代とはいえあまりにもレイシズムというか差別的思想漂う主人公の発想そのものに拒否が出てしまった。(またジョンウェインがそういうの風体が似合ってしまうという笑)

勿論、後半のインディアンとのクライマックス何かは見応えあるし、ストーリーが進むに連れドラマも豊かにはなるけれどそもそも作品か制作された時代を遡れば「ベン・ハー」の3年前だし、同年でいうと「ジャイアンツ」、「80日間世界一周」、「十戒」などの超大作や「王様と私」、「上流社会」にみられる大作系のロマンスも華開く時代において例えそれが名匠の作品とは言え、矢張り若干の時代錯誤感ば否めない。

それにしても…こういうオープンセットなスケールの大きい作品って少なくなったなぁ…。
コツコ

コツコの感想・評価

2.0

このレビューはネタバレを含みます

レポートのためにレンタルしたジョン・フォード作品。

ワタシの中でジョン・ウェインは駅馬車のどちゃイケメンで記憶が止まってたから嫌味を言うおじさんになってて衝撃🙀(ごめんなさい)でもラストでデビーを抱いて帰ろうと言ったシーンは良かった〜!

最後に1人寂しく消えていくイーサンのその後が気になった…全体的に先住民差別が強かったなぁ…ちゃんとレポートに反映したい…!!
 これは名作。西部劇にも雪があったのだ。
-----------------
自分用記録
①14-1  字幕
①31-2  字幕
>|