歩いても 歩いてものＪのレビュー・感想・評価

人間の不完全さと家族であることの重みを描く。

妙にリアルな演技、台詞、シチュエーションがいい意味で怖さすらをも感じさせる。

主演の阿部寛が劇中でこう呟く。

「人生はいつも間に合わない。後になって気がつくことばかり。」(こんなニュアンス)

つまり裏を返せば間に合っていることは気が付かないもの。

人生の間に合っている部分に目を向けることができれば、少しは心も前向きになれるのかもしれない。