ちくわ

歩いても 歩いてものちくわのネタバレレビュー・内容・結末

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

見ていると自分も義実家へ行ったようになって、落ち着かない感じになる。
旦那の子供の頃の話とか写真とか、マジ地獄でしかないあの時間💀💀💀💀ww

樹木希林演じる母の、優しそうな口調だったり、時に冷たいような雑な口調だったり、なんとも言葉にできない、あの嫌な感じというかモヤモヤ感がよく伝わった。
なんだかんだで女親にとって異性の子供は成就出来ない恋人のようなものなんだろうな。

是枝監督の血の繋がり、家族のテーマの映画を見るとすごく心に響く。
家族だからなんとなく許されるあの、いつも少し間に合わない感、なんかわかるな。
次はって思うけど、結局同じ事を繰り返して、ま、いっかってなる。
父親のなんの役にもたててない後ろ姿を見て、切なくなる感じもすごく共感。

特に何も起こらなくて、ほぼ会話だけで見せられるってすごいよ、これは。
YOUの存在もいいなぁ。
ちくわ

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