阿部寛が嫁と子供を連れて実家に帰るホラー映画。
何を言っているか分からないかもしれないが、実家あるあるみたいな感じの前半（後から考えれば色々不穏な空気は流れていたのだが）から一転、後半になって狂気と正気の狭間を演ずる樹木希林の怖いこと怖いこと！
家族といっても結局他人、という見も蓋もない現実を見せつけられるが、なんだかんだ言っても家族って繋がっているんだな、という矛盾した側面も同時に、かつさりげなく描いていて、何の事件も起こらない平凡な一日なのに心に残る。
境遇や年齢によって物凄く評価が変わる作品だと思う。
個人的には好き。
