ShojiIkura

歩いても 歩いてものShojiIkuraのレビュー・感想・評価

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)
3.5
お盆の帰省で集結する家族のやり取りをほぼ時系列通り追う。会話を通して家族の構成と関係性、すでに亡くなっている長男やそれぞれの現状を知る。物語が進むと、ギスギスした人間関係の答え合わせが進む。淡々と進む物語だが、緻密な計算に基づいて家族の情景が明確に描かれる。家族とは決して美しい関係のみではないし、愛だけしかないわけではない。リアルな家族像がそこにある。
まあ、好みの問題はある。観終わっていい気持ちにはなれなかった。
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