歩いても 歩いてもの作品情報・感想・評価

「歩いても 歩いても」に投稿された感想・評価

2M

2Mの感想・評価

3.3
ごくありふれた家族の姿が、本当に自然に描かれていた。善や悪ではなく、ただみんな自分らしく生きている姿に共感できた。
終わり方が凄くいい。「ちょっと間に合わないんだ。」この一言に尽きる。
shoken

shokenの感想・評価

5.0
何を置いても樹木希林。あのコミカルさと毒気がたまらない。
家族と言えども、他人。人間は怖い。表と裏、良い面悪い面、強い面弱い面、綺麗な面汚い面など、一見対極のものでも両方持ってるのがやっぱり人間なんですかね。

初めて観たときはレコードの件が強すぎてそこばっかり残ってたけど、改めて観たら他も十分強かった。でもやっぱり全部良い。映画館で観たかったなと思ってたら是枝さん特集で観れた、感謝です。
桃龍

桃龍の感想・評価

1.0
是枝さんとは、相性が合わない。
中途半端で最後は観た者が結末の判断をしなければならない様な映画ばかりだと思う。
リアリティが無いと言うか表面ばかりで、最後は観客任せ的な・・・
役者さんが一流ばかりで助けられていると思います。
駆け出し中の役者では、くそ映画しか撮れないだろう⁉️
すなが

すながの感想・評価

3.4
トウモロコシの天ぷらはうまそうだった。樹木希林怖い
いつもこうだ。ちょっと間に合わないんだ。
是枝裕和監督映画全作上映@新文芸坐。
長男の命日に集まる家族それぞれの想いを優しくしみじみとポロっと本音で描く。
想いを伝えるのが一歩遅れる、人生の難しさ・滑稽さ。

母樹木希林と阿部寛が歩いてる姿だけでもジーンとくる。
素晴らしい演技がジワジワ入ってきて、心の中に残る。
黄色い紋白蝶を見ると、希林さんを思い出しそう。
事故で亡くなった兄を軸に、家族の人間模様を描き出しただけとも言えるのに、めちゃめちゃ面白い。
家族の中でもこの人には見せる顔、見せない顔があって、すべてを見ている観客は面白く感じるのだと思う。
表面的でなく、多層的にその人の過去の例えば作文であったりとかで人物が描かれていた。
いない兄や夫妻の間にいない実子など不在であったり、100%は語られないことであったりが、物語をすごく雄弁にしてると思う。
樹木希林が是枝監督作品初参加で良いのはもちろんだが、原田芳雄が昭和の頑固オヤジを名演している。まぁ役者陣はみんな良いんですけどね。
手を映した演出やかかとで背伸びしているところを映しているカットなど細部のディテールまで良い。
この歩いても歩いてもをミニマルにして煮詰めたものが、海よりもまだ深くなのかと思いました。
SSTK

SSTKの感想・評価

4.0
こうやって淡々と時は進んでいくのだなぁ。
ささやかな幸せの中にも、ちくっと刺すような痛みがある。果たせなかった口約束も、振り返ると後悔じゃなく愉快。
温かな人間模様の描かれたこれぞ是枝映画。
亡き樹木希林さんを見ながら、目を潤ませずにはいられなかった。

優しく寄り添うゴンチチの音楽がいい。
夏川結衣の自然体な存在感がいい。
何より樹木希林が作品に深く落とす母としての愛情表現が、いい。
赤の他人を助けるために亡くなってしまった長男を未だに忘れられない両親。
亡くなった長男と今でも比較され、しかもかつての自分の行動も長男の行動へと美化された次男。
連れ子を連れて嫁いで来た為に受け入れられていない妻。
亡くなったお父さんへの愛情と新しいお父さんへの気遣い、全く血縁関係のない家に馴染めない息子。

頑固で人見知りなおじいちゃんが意外にも血縁関係のない孫を受け入れていたのと反対に、気さくで優しいおばあちゃんが連れ子を連れて婚いできた嫁に冷たかった。
思い返すとおじいちゃんと嫁、おばあちゃんと連れ子の孫の交わりがなかったような…

両親とあまり上手くいっていない自分にとって、共感と反省が入り混じり考えさられました。

樹木希林さんの狂気じみた演技に戦慄しました。いや、普通の人の立ち振る舞いとしては、あれは狂気ではないのかもしれませんね。

上手く感想をまとめられませんでした…
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