歩いても 歩いてもの作品情報・感想・評価

「歩いても 歩いても」に投稿された感想・評価

ナガセ

ナガセの感想・評価

3.8
2016.9.17

「樹」

ドシッとした姿と柔和な喋り。話す内容は毒あり、ユーモアあり。彼女の若かりし頃を知らない人が殆どだろうし、私もその内の一人。だけれども、完成披露会見などでみせるオーラたるは凄まじい。沢山の年輪でできた「樹」のようである。

スクリーンの外からしか観たことないけど、どこかで見かけた事があるような気もする。樹木希林さんについて書こうと思ったが、さほど書くことがない。そんな存在なんだけども、心にポッカリと穴が空いてしまっている。
世に出渡る邦画を全て是枝さん版で見たい。あぁ、素敵でした。
祈

祈の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます



いつもこう、ちょっと間に合わない。

叶わなかった過去を憂うことで、
鈍く光る夏。
mana

manaの感想・評価

4.0
日常も皮肉も全てがナチュラル。
YOUと希林さんがとてもいい
過去鑑賞 日常的な何気ない感動
いぶき

いぶきの感想・評価

4.0
あったかもしれない未来となかったかもしれない過去を切りたくても切れないし繋がりたくても繋がれない家族をテーマに描いてる、家族の映画を撮らせたら是枝監督は当代随一ですね
これだけ繊細な映画を誰でも気付くことが出来るように撮っている事が本当に凄い
「いつもこうなんだよな、ちょっと間に合わない」のところは刺さり過ぎて息出来なくなった
またいつか絶対に観よう
ちろる

ちろるの感想・評価

4.3
親子だからなかなか言えないことばがあり、親子だから見栄を張り、親子だから反発しあうこともある。
時間が経って考えてみれば、そんな事は些細なことばかりなのに、いい思い出になれるのは親が死んでから。
大人になってからの「そのうちね」の口約束はないに等しい事は、心のどこかで分かってるはずなのに親はいつまでも元気で長生きしてしまうと思いこんでしまうのは、そう願ってしまってるからなのだろう。
海辺の町に住む年老いた両親の元に、兄の盆参りでやってきた次男(阿部寛)、そして共に連れてきた結婚相手のやもめの母息子。
明るく朗らかな母親(樹木希林)と頑固で偏屈な父親(原田芳雄)は快く、次男家族を受け入れるが、所々には心無いことばをこぼしてしまったりして、たまにドキッとさせられる。
でもこれも含めて老夫婦。
繊細な関係性の中で一歩一歩とゆっくりと距離を縮めながら、埋まらない溝は亡くなった長男を必死で追い求める母親の哀しみの存在。
紋白蝶を追い求めるシーンはもう切ないを通り越して虚しささえ覚える。
この樹木希林さんのたまにドキッとさせられる毒のある台詞たちが淡々と流れるこの作品のスパイスのようになっている。
あと印象的なのは父親が向かいのおばあさんを救急車で見送った時の小さくなった背中。
あれはなんだかとても泣けてしまった。

前半はYOUと樹木希林さんのユニークな掛け合いでどうでもないシーンがキラキラとしていて、後半は切なさ増していく。
原田芳雄さんも、樹木希林さんも天国へ旅立ってしまったのかと感じながら観れば、このストーリーの意味をより一層重みを与えてくれる。
ラストシーンの演出まで最高すぎた。
LUKESIS

LUKESISの感想・評価

3.5
リアル感。
終ってくとともに複雑な気持ちになった。
日本人らしい日本らしい日本映画で良い。
すごくリアルで、ちょっと怖い。
どうして怖いかって、人間の外面も本音も善意も悪意も誇りも後悔も全部筒抜けな映画だから。
見覚えのある表情と、聞き覚えのある言葉と、知っている沈黙があるから。
純粋な温かさだけを感じる、なんてことは出来なかった。
eisart

eisartの感想・評価

4.2
人生はいつもちょっとだけ間に合わない。
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