有名女優の殺害の容疑者にされてしまった脚本家が刑務所から逃亡し、無罪を証明しようとする話です。
『ロウソクのために一シリングを』という長編推理小説の映画化らしいです。
殺された女優と脚本家は面識があり、且つ第一発見者故に助けを呼びに行こうとしたところを“逃亡”と誤解されてしまい、容疑者として有力になってしまいます。
冤罪ものは、警察が事件の早期解決のためにテキトーに捜査をし、犯人を断定するのでイライラします。そして真犯人が見つかっても、感謝をしたり、謝罪をしたりという行為がないのでよりムカつきます。
けれども本作では最後に和解するのでその点は評価したいです。
ヒッチコック作品を多くは観ていないのと、観た作品はサスペンスものばかりだったので、このようなテンポの良いユーモアをちりばめた作品は新鮮だった。
2017.12.25