だい

子供たちは見ているのだいのレビュー・感想・評価

子供たちは見ている(1942年製作の映画)
2.5
クソ女・オブ・ザ・センチュリー!

何て言うか、
自分のクズさ加減を自覚してないとこが他の数多いるクズ女よりも頭一つ抜けたクズ。


「一生背負っていくことになるでしょう」

そう、子供はね、一生背負うんですよ。
自分のことや、友達のことはね、いいの。
過ぎ去った日の中の1ページになって、
わざわざ開かないと思い出さないの。

父親のこと。
母親のこと。
それはね、違うんですよ。
表紙なの。背表紙なの。
常にね、心の目の前にあるものなのよ。


「パパには内緒にしてね」

子供にさ、背負わせるの?
ママのことをパパに内緒にしなきゃいけないって、
そんな十字架を背負わせるの?

クソじゃん。
そんなん母親でも何でもねえよ。


そんな母親と訣別する決意、
年端も行かない小さな子にさせてさ、
それでも、
いくら訣別しても、
やっぱ常に背負ってるのよな。
自分を棄てた母親。
母親を棄てた自分。


背負うのはいつでも子供。
だい

だい