キャサリン子

欲望という名の電車のキャサリン子のレビュー・感想・評価

欲望という名の電車(1951年製作の映画)
3.8
アメリカ南部の名家出身の娘ブランチは酒びたりで身を持ち崩し、妹ステラを頼って妹夫婦が暮らすニューオリンズの家を訪ねる。
妹の夫スタンリーは粗野な男で上品にふるまうブランチとはソリが合わない。
一方、そんなスタンリーの友人ミッチには好意を抱き、やがて恋仲となるブランチだったが……。


ロクでもないのしか出てこない(笑)
唯一マトモなのは、ミッチくらいか?
けど、ミッチだってブランチの色仕掛に呆気なく引っ掛かってたし、それで「君にはすっかり騙された💢」とか喚かれてもね…。

最初はスタンリーの野蛮さに、「いくらマーロン・ブランドでもこんな粗暴な男はイヤァァァァァァ😰💦」と思ったけど、どんなに菩薩みたいな人でもブランチと話してたら絶対にイライラしてくるだろうな。
そのくらい、ブランチの言動は人の神経を逆撫でしてくる。
見栄っ張りで嘘つきで自意識過剰で、異性関係もだらしがなく、若い頃の美しさに縋り付き老いを受け入れられないイタイおばさん。
その上、お喋りが止まらない止まらない(笑)
ちょっとビョーキじゃない?と思ったら、ほんとにビョーキだったらしい。

妹のステラもこれまたどうしようもない。
妊娠中に暴力振るうようなクソ旦那でも、「愛してるから離れられない(泣)!」ってダラダラ夫婦関係続けてる。優し過ぎる故なんだろうなぁ。
そこに付け込む旦那が一番悪いんだけどね。


最近、ジャンヌ・モローとかイングリッド・バーグマンとかグレース・ケリーとかマリリン・モンローとか、美し過ぎる女優さんが出ている作品ばかり観ているからヴィヴィアン・リーが普通に見えたんだけど、この人も美しい女優の代名詞的な位置付けで良いんだよね?
ブランチの性格が悪過ぎて外見まで悪く見えてしまったのかしら…
キャサリン子

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