Haruki

欲望という名の電車のHarukiのレビュー・感想・評価

欲望という名の電車(1951年製作の映画)
4.5
テネシー・ウィリアムズによる有名戯曲を、名匠エリア・カザンが映画化した作品。

情緒不安定な女性が妹夫婦を訪ねたことから始まる濃密な人間ドラマ。

愛情、憎しみ、嫉妬、虚飾、欲望、孤独。
さまざまな人間的感情が汪溢しながら、それぞれの人生が交錯していく。

ブランチの過ごしてきた人生はどんなものなのか。
スタンリーのやったことは正しいのか。
ステラやミッチの思いはどこにあるのか。

重厚で濃厚すぎるほどの人間ドラマが展開する。

俳優陣の演技合戦は見応え抜群。
ヴィヴィアン・リー、マーロン・ブランド、キム・ハンター、カール・マルデン。
全員が素晴らしい。
Haruki

Haruki