いわやん

欲望という名の電車のいわやんのレビュー・感想・評価

欲望という名の電車(1951年製作の映画)
3.5
ビビアンリー主演。

ニューオリンズの下町のお話で。
情緒不安定なブランチは、実家の没落から妹ステラの家に転がり込む。

姉のブランチは、ステラの家になかなか馴染めず、着るもの、振る舞いがお高くとまり、ステラの旦那のスタンレーはいつもイライラしてる。

あることから、ブランチの過去が見え始め、本人の言うことと、恐ろしいまでのギャップが・・。

だんだん現実と言動が噛み合わなくなってきて、ブランチは・・。

この作品、前半はメンヘラで面倒くさいブランチと、そんな姉のブランチに結構献身的なステラと、やたらガサツなスタンレーの間柄をピックアップして、ちょっと退屈ですが、途中からブランチと、スタンレーの二人が険悪になり、ドラマが大きくうねって、ラストの衝撃が背筋に来るほど凄まじいです。

ブランチ役のビビアンリーは、「風と」とは全然違い、サイコ的演技で怖さが痛々しいです。

スタンレー役のマーロンブランドは、まだまだ若く、ちょっとディカプリオちっくな男前で、ドラマの内容からガサツを前面に出して、ブランチのサイコ的なとこを充分に引き立ててます。
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