都落ちMiyaco

K-19の都落ちMiyacoのレビュー・感想・評価

K-19(2002年製作の映画)
4.0
ソ連の原子力潜水艦K-19で起こった実際の事故をもとに製作されたドラマ。
航行中、原子炉の冷却水漏れが発生。艦は原子力のコントロールを失い、自身が核爆発の危機にさらされることになる。艦を捨てて敵国アメリカに救援をあおぐか、間に合うか分からない味方の到着を待つか(艦と心中するとも取れる)。放射能漏れも起こっている厳しい状況下で艦長の決断は……。
軍人の誇り。その”美しさ”を描いている点が気に入っていて何度も見ている作品です。艦長と副艦長の関係性や、乗組員のそれぞれが自分の責務をまっとうしようとする姿にグッときます。放射能のおそろしさがはっきりと描かれて、正直なところ、かなりキツイので他人には薦めにくいです。良い作品なんですけどね。