ひじい

K-19のひじいのレビュー・感想・評価

K-19(2002年製作の映画)
5.0
ソ連原子力潜水艦「K-19」
a.k.a.未亡人製造機

原子力事故を起こしたK-19の地獄の航海。

ミレニアムファルコン号と勘違いしてるんちゃうってくらい無茶苦茶な航行を繰り広げるハリソンフォード艦長と冷静でクルー思い、時折艦長とよく衝突するリーアムニーソン副長。
クルー達も無茶苦茶なハンソロ船長に嫌気が差していた...

原子力エンジン修理の為、10分シフトで放射能飛び散る原子炉の修理に当たるクルー達。
ほぼレインコートと変わらん装備で己の肉体がただの血肉の塊になるまで修理を続ける。壮絶。実話ってのが辛い。

潜水艦バトルは無いものの、
修理に当たるクルー達の漢気ドラマ、艦長、副艦長そして乗組員達の祖国への忠誠心と人命の狭間で揺れる人間ドラマがメルトダウンしてた。激熱。
やっぱ潜水艦映画はええなぁ。

キャスリンビグローってもっと評価されるべき女性監督やと思う。
ハードコアさが振り切ってた「デトロイト」の次はどんなハードコアムービーを撮ってくれるのか楽しみでしゃーない。

真夏にエアコン付けず、部屋締め切って汗だくになりながら観るのをオススメします。
ひじい

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