敢えて言う。
これはこれで良いと。
ルパンはルパンなんだと。
今、声優さんが変わったルパンに対し、仕方なしの気持ちはみんながある。次元が変わらないのは嬉しい😄限りだが。だがこの時は違った！まだ山田康雄さんも存命で全員違う声優さん。何故変えた！の大合唱。ネットがない時代なのにわかるレベルだ。それ程までにルパンは愛されていたのだ。
だが作品評価はあまりなされていないと思う。この作品、五右衛門がメインであり、フィアンセまで出てくる。勿論そこに謎のお宝が絡み、風魔一族とルパン一味の争奪戦が開始される。
シナリオとしては王道だし、作画も実は悪くない。コメディである側面を押し出しているルパンはTVでは良くあるが、その点でも悪くない。特に、カーアクションに関して、これは見るべきものがある。銭形の警官隊パトカー対ルパン・次元のフィアット。中盤の見せ場だ。初めて見た時はもう大爆笑だった。街から森、旅館の中を突っ切りブッ飛ばすカーチェイス。人物作画も良く動きがよい。
問題の声だが、この時代では最適な布陣だ。ルパンは古川登志夫。不二子は小山茉美。ガンダムではカイとキシリア。うる星やつらのあたるに聞こえるのは仕方ないが、悪くない。不二子は似合ってるレベルだ。
音楽はルパンのテーマがないので寂しいが、それなりに頑張っている。盛り上がりもするし。
この作成にあたり、スタッフの不備があり、良くないイメージだが、声優さんが変わった今こそ、再評価されるべき作品だと思う。異色作として楽しくみて欲しいです。
