課長とヒロシ

ルパン三世 風魔一族の陰謀の課長とヒロシのレビュー・感想・評価

3.6
課長(以下課):以前も書いたが遂に次元大介役の小林清志先生が勇退ということで、数あるルパン三世作品の中でも、唯一次元大介の声が違う本作を改めて視聴してみたが、やはり物凄い違和感だなー

ヒロシ(以下ヒ):でしょうねー(笑)、ルパン三世役の古川登志夫さんや五ヱ門役の塩沢兼人さんは違和感ありながらもそれなりなんですが、銀河万丈さんには悪いですが、次元大介だけはどうにもいただけません!(笑)

課:『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビ役の人だから、声に貫禄がありすぎるんだよなー、しかもルパン三世役の古川登志夫氏は同作のカイ・シデン役だしな

ヒ:声だけだとかなり次元が格上な感じですもんね!(笑)ちなみに五ヱ門の塩沢兼人さんは『ガンダム』ではマ・クベ役で有名な方ですが、峰不二子役の小山茉美さんは、なんとキシリア・ザビ役で出演されています!

課:マジかー!ジオン軍に囲まれるカイ・シデンという構図なわけだな!

ヒ:笑笑 まあ声優の交代が事前に山田康雄さんや小林清志さんに伝えられていなかったという事で、原作者のモンキー・パンチさんを始め後日かなり揉めて、そのせいで現在では黒歴史化されている作品ですが、制作が『カリオストロの城』の大塚康生さん及びテレコム・エンターテイメントということで、作画的にはかなりのクオリティですし、五ヱ門メインのストーリーもハマってて、作品的には「最高傑作」という声もあるくらい良質なものになってます!

課:敵側の風魔一族のキャラがまんまジョドーの軍団だったり、ルパン三世のジャケットの色や、フィアット500と県警とのカーチェイス、不二子のバイクなど、確かに「カリオストロ感」満載だが、飛騨高山を舞台に緻密に書き込まれた絵がブリブリと動く感じは、カリオストロにも負けじとも劣らない出来栄えだよな!元々OVAでの制作予定だったので、70分ちょっとの短尺なのが残念だ!もっと長尺で観たかったぞ!

ヒ:ですよねー!海外で人気が出そうな、「日本を舞台にしたルパン」という世界観が秀逸です!声優交代という件で不遇の扱いを受けてますが、本当に中身は面白いので、未見の方はぜひチェックしてみてください!

課:、、余談だが今回の次元はマグナムを一発も撃たなくて、戦う時もモノを投げたり、棒で殴ったりするだけなんだよなー。これはひょっとして、やっぱり「マグナムを扱う次元大介は小林さんで!」っていうリスペクトなのかもな

ヒ:なるほど!あくまで妄想ですがちょっと良い話ですね〜!(笑笑)

ストーリー 4
キャラクター3
世界観   5
演出・映像 4
音楽    2
今回は埼玉じゃなくて岐阜県警!(笑)度99
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