矢口史靖監督の真骨頂。女子高生がひょんな事からビッグバンドジャズに目覚める青春バンドコメディ。
公開当時ドハマりした作品。
上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカなど当時の若手女優らが出演。また学生時代同じスーパーでバイトしてた福士誠治氏も野球部の先輩役で出演している。これが映画初出演だったのかな？
この作品のスゴいところは、役柄同様楽器初心者の俳優らが自ら演奏しており吹替がないところ。さらに作品の人気もあってSWING GIRLS AND A BOYとしてコンサートまで行ってしまうという演奏に関してはリアルガチ！
それだけに序盤の下手っぴなところからスタートして、徐々に成長していく姿を見せてからの最後の演奏シーンでは彼女らの嘘偽りのない努力の結晶が輝くことで、感情が揺さぶられるようにスウィングさせられてしまう。
またコメディとしても面白く、特に女子高生の「ウチら無敵感」な言動が笑いを誘う。今では絶滅したルーズソックスを見て時代だなぁと時の流れを感じてしまった。
自分が青春時代にバンド活動してたこともあってこういう作品は一生忘れられない作品になるだろう。
