放課後の女子中学生

おもひでぽろぽろの放課後の女子中学生のレビュー・感想・評価

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)
4.5
見返すたびに好きになる。また大人になったら見返すと思う。

“思い出の中の風景”をボカす演出も見事だが、なんといっても野球部の広田に話しかけられてタエ子が天に昇るとこが演出的に最大の見せ場だろう。比喩表現をダイレクトに絵として表現できるのがアニメの強みだと改めて実感。このシーンは『かみちゅ!』最終回でもオマージュされてる(と思う)
ラストのタエ子と同級生たちの悲しそうな顔に胸を打たれる。たまには昔を思い出すことも必要だなぁなんて思ったり。

本家のババアがトシオと結婚してくれないかって藪から棒に言うとことかは、田舎のネガティブな面として描いている気がする。
小4で初潮を迎えたリエちゃんの大人びた振る舞いに謎の色気を感じる。流石、分数の割り算がすんなり出来る女。