かまた

パリの灯は遠くのかまたのレビュー・感想・評価

パリの灯は遠く(1976年製作の映画)
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20190208
細部に渡り丁寧に丁寧にイヤあ~な感じが施されていて流石としか言い様がありません。場面転換の暗転がキモい。もといキモですね。ユダヤ迫害をサスペンス装置とした迷宮モノつながりで、蛇の卵を彷彿。あちらは主人公がクズの甲斐あって狂気にギリ踏ん張れるタイプでしたが、こちらは外見とは裏腹に(アランドロンだよ?💕)、段々と正気に信頼が置けなくなる経過のグラデーションが巧みでありました。ロージーの来歴とか踏まえると色々考えちゃうし。ジャンヌモローの使い方は審判(ウエルズ)的な味付け?
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