それを私たちはトワイライトゾーンと呼ぶのです。
アメリカ版『世にも奇妙な物語』です。
いや、『世にも奇妙な物語』が日本版『トワイライトゾーン』なのか。
どちらにしろ、不思議な不思議なオムニバス映画です。
4人の有名監督によって手掛けられた4つのストーリーによって構成されています。
ちゃんと一本一本タイトルは付いているみたいですが、劇中には出てこないので、勝手に命名して、レビューしちゃいます。
◇プロローグ『ようこそ、トワイライトゾーンへ』
監督 : ジョン・ランディス
深夜に楽しくドライブしていた2人。
ちょっと怖い体験してみたくない?
楽しかったドライブは地獄のドライブへと変貌を遂げる。
ダン・エイクロイドが怖くなりました。
◇セグメント1『差別主義者に制裁を』
監督 : ジョン・ランディス
ユダヤ人の同僚に昇進の座を奪われた会社員。
バーでキレ散らかし、差別発言を連発する。
当然の如く糾弾され、怒り心頭のままバーを出ると、そこは...
まさにタイトル通りのお話です。(勝手につけたタイトルだけど)差別主義者がいろんな場所で酷い目に遭います。因果応報という言葉がピッタリです。
◇セグメント2『時を戻そう』
監督 : スティーヴン・スピルバーグ
老人ホームで暮らす老人たちは、昔話に花を咲かせる。あんなことをした、こんなことをした。もう一度あんなことをしたい。そこで1人の男が声を上げる。「年齢なんて関係ない」彼らは外へ繰り出した。
他の3本はホラー仕立てになっていますが、本作だけはちょっと不思議なほんわかストーリーになっています。良いお話でした。
◇セグメント3『少年アンソニーと秘密の家』
監督 : ジョー・ダンテ
平凡な教師ヘレンは変化を求めていた。
そこで出会った謎の少年アンソニー。
彼の家に招かれたヘレン。
「ちょっと、待って?この家、何かがおかしい。」
かくしてヘレンの平凡な人生は終わりを告げる。
『ゲット・アウト』みたいな気持ちになるお話でした。他人の家から出れない恐怖。結構怖かったです。
ただ、「ルーク、フォースを学ぶんだ」みたいな終わり方はあんまり腑に落ちなかった。
◇セグメント4『マッド・ヴァレンタイン 怒りのデス・フライト』
監督 : ジョージ・ミラー
飛行機恐怖症のヴァレンタインは、機内でパニックを起こしてしまう。さらに機を襲う暴風雨。なんとか薬でパニックを治めたヴァレンタインだったが、ふと見た窓の外にはとんでもないものが...
流石ジョージ・ミラー。4作の中でダントツの面白さでした。飛行機がちょっと怖くなりました。
◇エピローグ『ようこそ、トワイライトゾーンへ』
監督 : ジョー・ダンテ
ちょっと怖い体験してみたくない?
ダン・エイクロイドが怖くなりました。
スピルバーグ目的で見ましたが、全部面白かったです。面白さも怖さもミラーのセグメント4がピカイチでしたけど、不思議さで言えば、ダンテのセグメント3が一番でした。
この世界には、人間の知らない5次元宇宙が存在しているらしいです。そこから世にも奇妙なクリーチャーがやってきたり、世にも不思議な現象が起きたりするのかな?難しいことはわかりませんけど、自分は3次元で十分です。宇宙人には会ってみたい気もするけどね。