以前に、拝領妻始末などという奇妙な題名だが、三船と仲代主演なので見て、題名の割にはいい映画だったという印象だった
この前、エリッククラプトンのインタビューを見てて、氏は日本映画ファンという
好きな映画のひとつにこの作品を挙げていたので再見してみる
名画だな
拝領妻始末というサブタイトルをつけなければ、もっと知られる映画になったかも知れない
加藤剛、
誠実さと端正が滲み出てた
神山繁、
三船よりずいぶん若かったんじゃないかと思うが、敵役を見事に演じていた
若かったはずだが十分な貫禄だった
助演賞ものである
三船と仲代
用心棒61年
椿三十郎62年
天国と地獄63年
赤ひげ65年
大菩薩峠66年
上位討ち67年
感慨深い
三船敏郎
修羅場なのに清々しい笑顔で応ずる
男はこうありたいなとしみじみ思う
三船プロの映画らしいが、氏も思い入れのある作品だったのだろうか
しかしこの映画を理解し、好きだというクラプトンはただものではないな
英人のメンタルに、この映画は刺さるのだろうか
ブルーズマンの感性だろうか
流石スローハンドである
拝領妻であるイチ
67年という時代は、まだ女性が我を通しやすい時代ではなかったと思うが、この映画の中でイチは我を通す
新しい女性のあり方を示している
時代劇としては非常に珍しいテーマだろう
意外だが良かったと思う