上意討ち 拝領妻始末に投稿された感想・評価 - 17ページ目

理不尽な仕打ちに立ち向かう親子。しかし硬直した武家社会では、彼らの方が少数派なのだった。
こうありたかった自分を息子夫婦に投影する父・三船のエゴもにじむ。鬱屈を晴らすような豪快な立ち回り。婿がミフネ…

「生誕101年 小林正樹映画祭」@シネ・ヌーヴォ

「切腹」同様にこれも武家社会の理不尽さによる悲劇。
同じ原作者、脚本家、音楽家が再結集した作品。「切腹」ほどの異常なほどの緊迫感はないですが、匹敵…

小林正樹監督。

ある藩で、殿様の側目の女が暇を出され、馬役と言う下級武士の息子に、嫁に押しつける。

最初、下級武士は反対したが実際に嫁に貰うと、噂よりずっと良い嫁で家族に溶け込み、息子との間に娘…

身分や制度に縛られ自由な意思を通すことが出来ない時代には、この話の顛末には決してならなかったと思います。そもそも武士道に愛を貫く精神は尊重されることもなく仁儀礼智忠信孝悌ですからね。夫婦間の愛など二…

切腹、怪談の小林正樹監督作。制作は三船プロ。ベネチアでなんか賞も貰ってる。
三船の制作なので、三船敏郎が主役で三船無双映画ではある。
とはいえ勧善懲悪なありきたりな時代劇でなく、藩に対する理不尽さに…

• #時代劇
• #三船プロダクション

素晴らしかったです
権力に屈するとか抗うとかではない
人それぞれに、愛があり、生き方がある
それを奪うものはなんであろうと許してはいけない

この劇中の時代に
お上に逆らってまで愛を
という考えはと…

筋目だらけで身動きが取れない神山繁の死に方がいい。何回か観ているのですが評価がなんとなく下がっていく作品の一つですね。今回は、神山繁が嫌な奴で良かったですね。この三船、仲代のキャスティングだと黒澤映…

• #神山繁
• #上意討ち
• #小林正樹

会津松平家に仕える名剣士が、己の信念を貫き社会のシステムに抵抗する和製ポリティカル・スリラー。とても面白かった。世界のミフネ強すぎ案件。個と権力のシンプルな対立構造がストーリーの力強さを産み出してい…

『切腹』には及ばないものの、小林正樹監督作品の傑作である。会津藩の策略によって弾圧される小さな武家の反逆を重厚なカメラワークと豪華俳優陣によって描かれている。
『用心棒』『椿三十郎』では互いに敵役と…