『お互い半分ずつの人生でも俺たちは満足だった』
クリストファー・プリーストの人気小説をクリストファー・ノーラン監督が映画化した壮大な人間ドラマ
19世紀末のロンドン、2人の若きマジシャンの対決・・・
なんといっても夢の対決ですよ!
ヒュー・ジャックマン(ウルヴァリン)とクリスチャン・ベール(バットマン)マーベルとDC夢のクロスオーバー・・・ってファンなら思ったはず。いや、別の映画だからあれやけどw
もうね、終始ノーラン監督らしさ満載なのよ。
全編通して暗い雰囲気はもちろん、時間軸が複数あって過去と現在を交差して見せていく・・・相変わらず1回観ただけじゃわからないw
ネタバレだけど、ラストの解釈ね。色々な説があるけど、まぁ自分が納得したものでいいのかな。
ボーデンとファロンが双子?みたいなもんだと観ながら気付いてたんだけど、アンジャーがテスラの機械でコピー人間を作りだしては殺していた状況がラストに判明し・・・
アンジャー「双子なのか・・・はッ!」みたいに気付く訳は…
≪ファロンはボーデンのコピー人間≫
これが正解なのかな。テスラのもとに行ったボーデンは、テスラ自身気付いていない機械の効果を身を持って気付き、それからボーデンとファロンは2人で協力してマジックをしていった・・・
逆に、アンジャーは自分のコピー人間を殺してマジックをしていく・・・
なんて対極なんだ。
結果的にはボーデンの勝ちなのかな。でもボーデンは娘以外の大切なものは全て失くしてしまっているから。。。
この映画はとても勿体ないと感じる。
なでなら、全編通して「説明不足すぎる事」
上記の解釈なんて、コアな映画ファンが考察してやっと辿り着く解釈だよ。
普通はラストで、ボーデンが双子で・・・コピー人間を殺して・・・これが衝撃のラストだと思ってしまう。
いや、それ以上に深い映画なんだよって、気付きにくいんですね。
いやいや、それでも、さすがノーラン監督っす。毎度毎度、度肝抜かされる。御見それ致しましたorz
他のノーラン作品よりも影が薄いのは、難解すぎて説明不足すぎて大衆受けしていない結果だろうね。たぶん
余談、日本で公開時に「全ての謎を解き明かす荒木飛呂彦さん書下ろしイラスト入りステッカー」が5万枚限定で配布された・・・マジかよ(´-`)超欲しかった・・・