2019年44本目
マジシャン同士の人生をかけた争いが、徐々にエスカレートしていくミステリー。
ネタはマジックですが、夢のあるような話ではなく、ある復讐心から、連続する駆け引きと騙し合いで展開していきます。
家族で観賞しても全く問題はないのですが、結構ドロドロしているのと、騙しの伏線が巧妙なので、小さな子供だと良くわからないかも知れません。
全編通してマジックづくしで、観賞後は振り返って騙されていた演出に気付く。そんな作品です。
細かい理屈の解説まではせずに終わるので、スッキリとした終わりが好みの方にとっては、「モヤッ」としたものが残る作品だと思います。
特にラストは、賛否ありそうな終わり方です。個人的には「アリ」だと思いますが、「ある設定(と言うか現実)」を受け入れることが出来ない方にとっては、駄作になってしまうかも知れません。