ばろん

プレステージのばろんのネタバレレビュー・内容・結末

プレステージ(2006年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「プレスティージ」の方が発音的にベターな気がしますが、「偉業」と冠した2人のマジシャンの物語。厳密には「3人」ですかね...?

冒頭で語られるようにマジックはプレッジ、ターンそしてプレステージの3パートで構成される。そしてマジシャン・ノーランによるマジックは既にここから始まっているというのが面白い。

アンジャーとボーデンの2人が繰り広げる争い。善悪の関係もなく、ただただ悲しい戦いが続いていくのは見ていて辛かった。

時系列を細工することでボーデンを悪役に仕立てた構成は最後のタネ明かしに対する良い布石になっていると思う。また、あれだけマジックに拘っていたアンジャーが最後に行き着いたのが鳥かごの手品と同じタネだったのが皮肉が効いているなと感じた。そしてアンジャーが感心していたような「常に騙し続ける」手品をボーデンはしていたという訳だ。

ラストで「観客は皆騙され続けることを望んでいる。」とあったが、まさに2人(3人)の男が辿り着いた結末は知らない方が幸せなのかもしれない。