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アメリカン・グラフィティのnamのレビュー・感想・評価

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)
3.7
「オールディーズ満載の一夜の青春群像劇の原型的作品」

1962年のアメリカ・カリフォルニアを舞台に卒業直後の高校生達の一夜を描いた青春群像劇。監督はスターウォーズ監督前のジョージ・ルーカス。

1974年に製作ですが、描かれるのは1962年頃と当時でもノスタルジックな若者達の青春の姿を描いていたようです。

日本の現代の我々からしたら全く別の舞台でもあるので、アメリカの当時の若者はこんな生活してたんだ!という発見が多いです。

ただそんな時代が変わっても進路の事や、恋愛の事など悩みの普遍的な所はいつの時代も共通していたりと、共感できる部分もあります。

また終始流れる50年代後半から60年代前半を彩ったオールディーズのナンバーは自分でも聞いたことのある名曲揃いで気分も上がりました。オリジナルの劇伴でなく、既存の楽曲を使うのも今でこそ一般的になりましたが、当時ではまだまだ斬新だったようですね。

一夜の青春群像劇というスタイルは今でも「スーパーパッド」や「ブックスマート」など内容や価値観をアップデートして作られ続けており、その礎として映画史的にも与えた影響も大きい作品です。

影響で言うともう1点詳細で長いスタッフロールも予算に困ったルーカスがスタッフの名前をクレジットするという事で交渉したる結果生まれたもので、いまやスタンダードになっている事も考えるとこちらも意義深いです。

アメリカ青春映画の古典としてぜひチェックしておきたい1本!