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きつねと猟犬のHIROのレビュー・感想・評価

きつねと猟犬(1981年製作の映画)
3.8
母を亡くし独りぼっちだったが優しいおばあさんに拾われた子ぎつねトッドと、隣の猟師に飼われる猟犬の子コッパーの友情を描いたお話。

ウォルト・ディズニー・プロダクション製作の長編アニメーション第24作目の作品。

凄まじく可愛いかったですな♪( ´▽`)

ディズニーらしく動物達はどれも魅力的。
トッド、コッパーを始め、トッドを助けるミミズクのビッグ・ママなど、どれも個性的で良かったです。
主人公を助ける鳥のキャラクターというのはディズニーではもはやお決まりですが、今作でも数々の鳥キャラはとても面白かったですね♪

本来なら敵対するはずのきつねと猟犬。
猟犬からしてみればきつねはただの獲物なわけですが、そんな関係を越えてじゃれ合う子ぎつねのトッドと子犬のコッパーは可愛すぎてかなり癒されましたよ♪( ´▽`)
犬好きはたまらないような描写なのではないでしょうか♪

ただ大人になってからは自然の摂理が彼らを隔ててしまうんですよね。
コッパーは猟犬、トッドは獲物という残酷な関係になってしまう。
昔は親友だったのに、今では敵。
こんな切ない展開になるなんて思っても見ませんでしたよ。

昔のディズニーって子供向けのようで実は厳しいというか。
キレイごとを描くわけではなく、シビアな世界を見せてくれるのですごく良いと思いますね。

生温くなることはなく、自然のルールにしっかり従った上で完結してくれる納得のいくラストは、2匹の熱い友情を感じることができてとても感動的でしたよ(T ^ T)

動物が喋ること以外のファンタジー要素もなければ、そんなにミュージカル要素があるわけでもない。
ディズニーにしては比較的リアリティーのある作品だったと思います。



2015-66
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