青二歳

ダンシング・チャップリンの青二歳のレビュー・感想・評価

ダンシング・チャップリン(2011年製作の映画)
3.0
ルイジ・ボニーノが最高のアーティストであること、最高のバレエダンサーであることを証明する映像。しかしオープニングののっけからボニーノに年齢聞くとか失礼すぎて周防の知恵と配慮の足りなさに驚愕する。信頼される批評家でもダンサーの年齢やキャリアはナーバスな話題として扱うもの。聞き方があるだろ。

よくこのバレエを公園で断行したもんだよ…劇場中継みたいになるのがイヤって…別に意見出すのは構わないけど、プティの見解を頑固親父のように笑う周防監督の姿にはただ嫌悪感。
妻を美しく撮るのが目的ならバレエの素人であることを自覚して、映像の玄人として謙虚であればよいし、瀕死の白鳥でも撮っていればよい。
劇場中継はイヤだとぬかした結果、後半の無理解が光るカメラワークになるわけだ。アップ多用しすぎで興ざめです。本当にココは良くない。泣けてくるレベル。

こうなるとぜひ草刈民代以外のダンサーで観たかった。
今は亡きローラン・プティ最晩年の頃の記録としても貴重なので星は高くつけますが、バレエ映画としてどころか映画としても好ましくありませんでした。