てつこてつ

セブンティーン・アゲインのてつこてつのレビュー・感想・評価

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)
3.4
別にタイムトラベルなんかをするのではなく、中年男が突然17歳の頃の自分の肉体に戻るという、これまでありそうでなかった設定が面白い。

話のテンポや台詞が良いんで、そもそも何で17歳に戻れるねん?というツッコミどころもそんなに気にならない。

主人公が、同じ高校に通う自身の娘の恋の邪魔をしようとしたり、いじめられっ子である息子を助けようとする下りは、ちょっと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」感があって楽しい。娘や息子とのエピソードはもっとあっても良かったかも。

名コメディアン、トーマス・レノンはギリギリやり過ぎる手前でいい味出してるけど、何と言っても、「アメリカン・ミュージカル」「ヘアスプレー」のザック・エフロンが、ここまでコメディのセンスがある事に驚き。使い捨てされ感のあるテレビ出身のアイドルスターとして、この作品への出演を選んだのは、その後のキャリアを考えると大正解。

但し、ザック・エフロンが30代で「フレンズ」のチャンドラー役のマシュー・ペリーまで容貌が衰えるかってのは。何という罰ゲーム??感はあるけど、まあ、それもご愛敬。

ところで、これ、竹内涼真主演で今年中に日本でミュージカル化されるらしいけど、本当かな?
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