nam

セブンティーン・アゲインのnamのレビュー・感想・評価

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)
4.2
「逆バックトゥザフューチャー!?な若返りコメディ」

若き日の全盛期のザック・エフロン観たさに鑑賞しましたがなかなか好みの作品で得した気分です!

高校時代バスケ部エースで将来有望だったにも関わらず、できちゃった結婚してしまい大学の進学の道を諦め18年後、あの日の選択を後悔し、妻とは離婚寸前、娘や息子との関係は最悪なマイクはある日、17歳の身体に若返ってしまうというストーリー。

ミソなのがタイムトラベルして戻る訳ではなく、マイク(ザック・エフロン)だけが若返っているという状況である点。

そのため娘や息子と同級生として接したり、妻にも昔の旦那に似てる程度で気づかれずに進みます。

ただよ若返りコメディか人生を別の選択肢でやり直す系かと思いきや、実は若い姿になる事で見えてくる家族の問題を解決するという"家族の絆再生"系のストーリーでした。

妻はあの日の洗濯を愚痴ってばかりのマイクに愛想つかしていたし、娘は脳筋のダメな彼氏にゾッコン、息子はいじめられ、バスケ部にも入れず、好きな女の子にも話しかけれない。

そんなそれぞれの問題を父親という姿を止めて、若き日の全盛期の別人として接する事で家族の問題を解決する姿は、バックトゥザフューチャに通じる面白さがありました。肉親に好かれちゃう的な展開もオマージュを感じる部分があります。

そしら期待通り若返った姿で大暴れするザック・エフロンは実にカッコいい!

「過去を懐かしむばかりでなく、今を生きる」という、昔の栄光にすがりがちなおっさん達にも刺さるメッセージもありつつ、コメディとしても面白いので幅広くオススメできる作品です!
nam

nam