ジョン・ヒューズものはいくつか見たはずだけど、名作の誉れ高いこれは初見。ただ、いま見てみると、リアルタイムで観るべき映画だったのかなあという気もしないでもない。
土曜日の補習に呼び出された5人の高校生（不良、ガリ勉、スポーツバカ、お嬢様、不思議ちゃん）。おたがいそれぞれに問題を抱えている。例によってスクールカーストが背景にあります。さいしょは衝突するが、けんかしたり馬鹿騒ぎしたりしているうちに、こころを通わせていくという話。
意外だったのは、これ一種の密室劇なんですね。ストーリーはほとんど図書室のなかでだけ展開する。登場人物もこの5人と教師と用務員のおじさんだけ。青春ムービーでこういう凝った構成もめずらしい。
とはいえ、80年代ノリというか、アメリカ〜ンなノリというか、ところどころ感情移入できづらい部分もあり、1時間半みっちり楽しめたというわけではありませんでした。感動するはずのラストも、やや取ってつけた感が...。
