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ブレックファスト・クラブのScreen7のレビュー・感想・評価

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)
4.4
これぞ80年代のアメリカの青春映画。この雰囲気たまらなく好き。
土曜の朝の【ブレックファスト・クラブ】
補習授業に集まった3人の男子学生と2人の女子学生。レスリング部のスポーツマン、物理部数学部ラテン語部を掛け持ちの真面目くん、お勉強のクラブのお姫様、俺はクラブ活動が向いていないんだと言う不良ボーイ、そんな会話を後方で聞く不思議ちゃん。
全員がヘンダーみたいな不良だったらサボろうぜ〜で悪ふざけして終わるけど、そうじゃないから面白いんだよね。

頭のフケで絵に雪を降らせてニヤリとしたり、先生が来ちゃったときにベートーヴェンの『運命』を口笛で吹いたり、ちょっとした行動が面白い。(てか、お姫様ちゃん既視感あったけど『すてきな片想い』のサマンサ役の子か!)

先生が"他人にどう見られるかばかり考えるな"って言うけれども、思春期の繊細な時期って周りから見える自分を気にしてしまうよなぁ…
こんな風に悩んでいるのは自分だけ、と思い込んでいたけれど、真っ直ぐぶつかって本音で話してみるとそんなことはなくて。
超個性的な5人ってだけあって、最初はバラバラだった彼らが良い友達関係になる様子は、等身大ですごく良かった。静かな図書館に似つかわしくない、『We Are Not Alone』に合わせて踊る彼らが楽しそう〜!
最後のブライアンの作文も最高で、いい終わり方!!
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