nattyan9

ブレックファスト・クラブのnattyan9のレビュー・感想・評価

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)
4.1
『ブレックファスト・クラブ』★★★★
  
あれ?
普通に名作だ?
あんまり知られてないのに。
 
心が通じ合うまでが
すごくナチュラルに描かれてる。
これは、地味に相当スゴい。
(役者も。
 向こうの役者さん、
 本当、若いのに巧い)
(例えば、
カメラ前で、「いつものままでいて」
って言われると、
(いつも、ってなんだっけ?)
っと混乱するのと同じように、
実は、地味にスゴい)
 
普通、青春映画って、
スポーツとか、
進路とか、
大人になることへの不安とか、
恋愛とかを
メインにすることが多いと思うんだけど、
「心が通じ合う」ことを
メインにするのは、
見たことがない。
 
勿論、
思春期の独特の
主観と客観の板挟み、
自分がどう思われてるかを過剰に
考えすぎること、
とかが、
見事に捉えられてて、
すごく、自分のことを
思い出した。
ああ、青春ってこんな感じよなぁ、
って。
 
そして、
ベタにラストの打ち明け話も
好きだけど、
一番好きなシーンは、
教師という大人が、
清掃員に悩みを打ち明け、
清掃員がそれに答えるシーン。
 
「子供が、年々生意気になってる?
違うよ。
変わったのは、あんただ」
 
 
 
 
ps.
(16才の時を忘れたのか?
あんたが、純粋さを失い
頑固になったんだ)
 
 
ps.
ラスト辺りの台詞も印象的。
 
「ぼくらは、
自分が何者かなんて
自分で決め付けない」
 
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