ユカートマン

ブレックファスト・クラブのユカートマンのレビュー・感想・評価

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)
4.0
キラキラしてる映画だと思ってずっと遠ざけていたが、いざ見てみると一癖も二癖もある最高な青春映画だった。ジョンヒューズは神。前半のほぼ図書室という閉ざされた環境での会話劇が下手したら冗長になりそうなのに程よく緊張感があって引き込まれる。この時点で前衛的な匂いがするし、セリフのセンスの良さが抜群。爪噛んでる陰キャに「ランチいらないな」っていうセリフが面白すぎて声出して笑った。高校生が年々態度が悪くなっていくと愚痴るダメ教師に用務員さんが言う「年々変わってるのは子供じゃなくてお前」という台詞もすごく好き。ただブライアンが銃乱射事件を引き起こそうとしていたことをカミングアウトするところと、ジョンだけ最後親が迎えにこないところで悲しくなった。

この頃のアメリカは多分まだ寿司が今ほどメジャーじゃなく、お嬢様のクレアがランチで寿司を食べている姿を見てドン引きしてるシーンがあるのですが、セスローゲンは他文化(アジア系が多い)なバンクーバーで生まれ育ったから寿司なんか普通でこのシーンが理解できなかったそう。
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