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アラモの385のレビュー・感想・評価

アラモ(1960年製作の映画)
4.0
なんといっても音楽がいいな
リオブラボーを最初に見たので皆殺しの歌を聴けるのを楽しみにしてた
そして「アラモの戦い」はテキサス人にとって誇りであり絶対忘れられない戦いだったんだろうなと映画を見て強く思った。共和国という自由を求めて戦ったのは、アメリカ独立戦争と通ずる部分があるのでは?
7000千人に対して約185人と無謀であり過ぎたけど、彼らは決して精神的には負けていなかった。どちらが勝つなんて分かりきったことなのでそこは問題ではなくとにかく信じるもののために戦い抜くこと。そんなことを訴えてくる映画だった。単にアメリカ移民vsメキシコ人の戦いではなくて、ボウイも言っていたがメキシコ人の勇気と威厳、死ぬことも生きることも恐れないその精神を尊敬し異なる国を受け入れていく意味でもこの映画は意味があると思う。ボウイの黒人奴隷を最後自ら解放するシーンで、自由を手に入れた彼も最後は一緒に戦う。テキサスでも黒人奴隷があったのは事実だろうが、それを奴隷と主人という関係を超えた人と人との繋がりとして描いたのも魅力。クロケットの人柄が部下が彼を慕っているし、肩書き関係なく他人に心から接し、その正直さ勇敢さをジョンウェインは身をもって伝えてきた。
ただ玉砕が心打つものとして思われるのは良くないって最近理解したので、戦い抜いて死んだ彼らを崇めるんじゃなくてあくまで自由のために戦わざるを得なかったに留めておく
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