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地獄の英雄のmagnoliaのレビュー・感想・評価

地獄の英雄(1951年製作の映画)
4.2
カークダグラスさんが激しい野心家役でエライカッコいい
レッカー車で偉そうに登場など冒頭はコミカル、マッチの着火にタイプライターは斬新

記者の主人公は野心が過ぎて命の扱いを間違える、当然良くないが悪くも思えない、何故なら彼は証明された " human interest " に従って行動の選択をしているから
[ bad news sells best, good news is no news ]
救出劇の見学にウヨウヨ集まる一般市民、臨時列車の運行、屋台が現れ、バンドが救出の歌を作り、被害者の嫁は駐車代搾取
[ this is the Mr. and Mrs. America ]

間違いに気づいてからの主人公の焦燥感だけに良心が見える
この悲劇を作り出したのは大衆とも言える、病んだ集団心理の焙り出し方に感服、ただ唸るしかない
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