原田真二監督の『クライマーズ・ハイ』でこの映画のセリフ「チェック・ダブルチェック」が印象的に紹介されていたのでいつか観ようと思ってたら随分経ってしまった。
そのセリフは映画のかなり冒頭で問題ばかり…
「ジョーカー」のラストに”Ace in the hole”の広告が出てきて「地獄の英雄」の原題だと思わず声が出てしまった。”THE BIG CARNIVAL”でも公開されていて二つ題名があるのは、珍…
>>続きを読む都落ち新聞記者が脚色捏造記事で世間の注目を買うという報道モラルを描いたワイルダー作品。敏腕記者テータム(K・ダグラス)は酒と横暴な態度でニューヨークの新聞社を解雇され田舎町の新聞記者に拾われる。世間…
>>続きを読む善人にも悪人にもなれない、人間味あふれるカーク・ダグラスが良かった。
登場人物もみんなキャラが立ってて、一対一で話すことが多いからか、対比が上手くできてた。
セットとかエクストラの人数もすごいね。
…
落ちぶれた記者が落盤事故に巻き込まれた男の救出をあえて先延ばしにすることで注目を浴びようとする、数年前まで御存命だったカーク・ダグラス主演ビリー・ワイルダー監督の社会派ドラマ。
事故が話題になるに…
カーク・ダグラス主演、ビリー・ワイルダー監督の「地獄の英雄」。1951年制作の社会派映画。「失われた週末」「サンセット大通り」のようなシャープさはないが、ラスト近くから、グングン盛り上がって行く演出…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
おもしろかった。
愚かな人間たちは騒ぎ立て華やかに繕いそして大勢であって、「真実を伝えよ」のモットーの下に努める記者たちは質素で地味で少数なのが今と変わらないんだなと。
テータムに連れられた若い…
ワイルダー得意の新聞社ものだが、コメディではない。流れ者の記者が田舎町のローカル紙に自分を売り込む。大口ばかり叩く奴だが採用される。蛇胎児の取材途中に、洞窟の落盤で動けなくなった男の情報を独占取材。…
>>続きを読む