さぃもんす

明日泣くのさぃもんすのレビュー・感想・評価

明日泣く(2011年製作の映画)
3.7
中3の時に見たからよくわからなかった。もう一回みたい。

2.2→3.7

底辺に生きる人たちのヒューマンドラマ。少なくても中学生で観るものではなかったですね。
超簡単に言えば一発屋で博打に明け暮れる小説家と芽の潰れたジャズピアニストの話。

超雰囲気映画。いい意味で。音と表情を大切にしてる映画だなと思った。

誰にでも人生で1人は必ず忘れられない異性がいるだろう。それは元恋人なのか、友達なのか。はたまたほんの少しの期間だけしか関わらなかった人なのか。
この話はほんの少しの期間だけしか関わらなかった武と菊子のお話。

私はジャズのことは全然知らないし、聞いてたら眠くなってしまう。私にとってはただのBGMかもしれないが、誰かにとっては人生を変える一曲かもしれない。

普通の仕事、例えば営業だったら、たくさんお客さんを獲得した人が1番とされる。これは誰もが同じ捉え方をする。
だけど芸術は人によって感じ方が違う。私が良いと思っても誰かはダメだという。私がダメだと言っても誰かはそれを良いという。
私が生きていきたい世界の映画業界もそうだけど、誰か1人がいいって言ってくれたらそれだけでも幸せなのか、でもやっぱり売れる映画を作らないと世の中には認めてもらえない。その世界で生きて行けるだけでも幸せなのか、はたまた成功しないとその世界に生きている意味はないのか。


前回見たときは全く意味がわからなかったけど、今回は色々考えさせられた。今将来どうやって生きていったら良いかかなり悩んでいるのできっこのように生きていけたらどんなに楽なんだろうなと思った。


映画の雰囲気は嫌いじゃなかったけど、いちいち入るブラックアウトと最後のテレビのシーンは絶対にいらない。

〜余談〜
愛と誠でも学ラン姿を披露したが本作はかなり痛い。愛と誠ではキモ男だったから許せる部分があった。本作は一匹狼でいけ好かない雰囲気な学生、だが実際は30歳。学生役をやってた俳優がどんどん歳をとっていってもうそろそろ制服卒業して!と思う中、斎藤工はブレイクするのが遅かったためか30歳になっても制服を着されられるという。そういえば井口監督作品のラブレターでも学生姿やってましたよね…( ´◡͐`)oO
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