剣々

ガメラ対宇宙怪獣バイラスの剣々のレビュー・感想・評価

ガメラ対宇宙怪獣バイラス(1968年製作の映画)
3.0
宇宙からの侵略者バイラス襲来!

地球侵略を目的とした宇宙船が現れた!
しかしガメラが宇宙でこれを撃破することに成功する
しかし、バイラス星人はガメラ排除のために2号機を送り込んできた
バイラス星人はガメラの弱点は人間の子どもだと突き止め、ボーイスカウトの少年2人を人質にガメラを洗脳することに成功!
果たして人類の地球の運命はどうなるのか

大映ガメラ第四作!侵略者とガメラの戦いを描く作品
アメリカでのテレビ放送契約を盛り込んだ体制で作られ、勧善懲悪色の強い子ども向け路線へと舵を切った作品です
本作でも監督を務めた湯浅監督は怪獣出ずっぱりな本作のような作風を元々希望してたみたいですね
また、大映の経営不信もあり予算を大幅に削られたため、今までの映像を流用したり舞台を限ったりセットを使いまわしたりと経費削減の工夫も見られます

全体的な流れとして正夫とジムのボーイスカウトのいたずらコンビがメインとなっています
前作同様大人はわかってない子ども達こそ全てをわかっている路線が強調されてますね
本編もこの2人の活躍を大きく取り扱っています
今後も白人の少年と日本人の少年のバディムービー風になっていくわけですが、これはアメリカ側の要望で日本人2人だと見分けがつかなくなるかららしいです

そして怪獣バトル!
バイラスは合体することで2倍3倍と巨大化
ガメラに襲い掛かります!
イカのような姿で、その鋭い頭を使ってガメラのお腹に風穴開けて流血させる活躍を見せます
しかし、出番が終盤なので活躍の時間が少ないのが残念ですね
作中の大半が過去作の映像と少年たちの冒険となってます

少年達の冒険劇+ガメラの活躍を描く作品でした
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