ゆーと

時計じかけのオレンジのゆーとのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.3
いきすぎた暴力や性描写の数々、そのどれもが “楽しい”とさえ思えるほどの表現力。
人間の奥底にある野蛮性を思いっきり描いた作品。
目が痛くなるほど色鮮やかな部屋や壁紙。
暴力や性描写のシーンの物々しさとは裏腹に爽快なまでのクラシック音楽。
未だにカルト的人気を誇っている理由がわかる。

ネタバレあり
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
治療を終えて家に帰るも両親は息子である主人公を捨てる。しかし最後の方で病室に顔出しに来て、「いつでも帰っておいで」と言う。家族という1番近い存在でありながら新聞(世間の評判)でしか息子を評価しない様がなんか可哀想。
部屋や絵などの色使いや小物のセンスがすごい。
英語とロシア語を混ぜたスラングが多用されるため理解が難しいけど何故か自然と覚えたくなる。

10代の頃に見たら絶対になんかしらの影響を受けると思う笑笑
ゆーと

ゆーと